ギボウシ(ホスタ)の葉

ギボウシ(ホスタ)の葉

寒河江(さがえ)

  

 
全国に分布しているオオバギボウシという大型のギボウシの一種ですが、寒河江という名前は、山形県寒河江市の市民がギボウシの中に黄色の覆輪が入ったギボウシを発見した事に由来しているそうです。
大きく波打つ明るい青緑色の葉の外側に、黄色の斑が入りますが、その時期の日照などによって、黄色の濃淡は変化します。
葉の大きさを活かしてダイナミックに花を活けるのにうってつけの花材です。

長大銀葉(ちょうだいぎんば)

  


青みのある銀葉で、そこにゆるくカーブした葉脈の陰影が加わり葉姿がとても美しいです。
前述の寒河江に比べるとサイズはとてもコンパクトですが、横に広がるタイプではなく、縦にすっと立ち上がった姿が特徴です。この写真ではわかりづらいかもしれませんが、横から見るととてもスマートな印象を受けます。
花を活ける時、同じギボウシの葉を使う場合でも、こうした特徴を踏まえて選ぶといいと思います。

 

金星(きんぼし)

  

自宅のすぐ近くの山の木陰にギボウシがいくつか植えてあるのですが、その中でも金星の株張りは大変見事で横幅150cmほどに大きく広がります。葉の長さは30㎝前後で光沢のある黄色い覆輪が美しいですね。芽吹きの時期の葉色が特に美しく、鮮やかです。斑の色あいが季節によって変わるので、その時期の色合いにあった花とうまく組み合わせるところが腕の見せ所です。

 

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