4月の切り花

4月の切り花

日差しが温かく感じられるようになり春の訪れを感じる4月ですが、おのくぼの畑では最低気温が氷点下となる日もあれば、最高気温が20度以上の日もあり、一日の寒暖差が大きくなる時期です。稀に寒暖差が20度を超すこともあります。

それでも、宿根草は新しい葉をグイグイと伸ばし始め、1年草についても4月から種を蒔き始めます。厳しい冬を乗り越えてようやくここからおのくぼの草花たちが目覚めるのです。

撫子(ナデシコ)

科・属:ナデシコ科 / ナデシコ属(ダイアンサス属)
開花時期:4~7月、9~10月

ナデシコの仲間であるダイアンサス属は、世界に約300種が分布していると言われ、その中にはカーネーションやカスミソウも含まれます。やさしい草姿に可憐な花を咲かせ、柔らかな香りも魅力です。
日本では秋の七草の一つであるカワラナデシコをはじめ、ハマナデシコなどが自生し、このほか、ヨーロッパ原産のタツタナデシコやヒメナデシコ、中国原産のセキチク、北米原産のヒゲナデシコなどが古くから観賞用に栽培され、今日ではさらに多くの園芸品種が育成されています。

山吹(ヤマブキ)

科・属:バラ科ヤマブキ属
開花時期:4~5月

山吹は春に美しいオレンジ色に近い黄色の花を咲かせる落葉低木です。山吹色という色の名前はこの花の色が由来だそうです。
春に山吹色の花を木一面に咲かせる姿はとても美しく見事です。山吹(ヤマブキ)の花は一重の他、八重もあります。

ゲウム

 
科・属:バラ科ダイコンソウ属
開花時期:4月頃
別名:ダイコンソウ

ゲウムは、バラ科ダイコンソウ属の宿根草です。日本各地に分布するダイコンソウの仲間ですが、主にヨーロッパで改良された八重咲きの園芸種がよく売られています。ゲウムは、アブラナ科のダイコン(大根)とは別属ですが、根元の葉が大根の葉に似ていることが名前の由来になっています。

ロシアンオリーブ


科・属:グミ科・グミ属
開花時期:4月頃
別名:ホソバグミ、 ヤナギバグミ

オリーブに似ているところから名前が付けられたそうですが、グミ科の植物で全くの別物です。葉の裏と枝が白っぽくシルバーリーフとして利用されます。細い枝先と葉のかたちが相まって全体的に柔らかい雰囲気になり、洋風にも和風にも使いやすい葉物です

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